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これでBlu-rayは不要?従来のDVDに9倍のデータを記録する技術が登場 - GIGAZINE

 HDDの記録容量を飛躍的に引き上げた垂直磁気記録方式で知られる東北大学が、従来のDVDやCDに9倍のデータを記録する技術を発表しました。
 これで片面一層4.7GBのDVDに約42GBほど記録できるようになるため、Blu-rayは不要になってしまうかもしれません。

☆母型からスタンパー複製できる新方式V溝ピット方位多値記録の原理実証(9倍密度)に成功
※PDFファイル
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/press_release/pdf2008/20080623.pdf

 このリリースによると、東北大学はDVDなどの光ディスクの記録位置(ピット)にV字の溝を用いることで、複数の情報を記録する次世代方式のROM技術原理の検証に成功したそうです。これによりCDやDVDに従来の9倍にあたる密度のデータを記録できるとのこと。

 これが新しい方式の説明。V字溝のピットに方位を付けることで複数の情報が記録できるようになります。
tohoku_dvd.png


 また、CDやDVDはBlu-rayディスクとは異なり、スタンパーによる複製技術を適用することで安価に生産できるため、ハイビジョンの映像コンテンツを低価格で提供できるようになるほか、従来のCD/DVDドライブに読み取り機構を追加するだけで対応できるとしています。

 まだ映画や音楽のCD-ROMやDVD-ROMといった読み取り専用メディアの提供を前提にした技術のようですが、将来的に個人がその技術を使ってDVD-RやCD-Rに記録できるドライブが提供されるのであれば、Blu-rayの強力なライバルとなりうるのではないでしょうか。(一部略)


新しい技術自体は歓迎である。
それで安価な大容量メディアが普及するならユーザーにとっては喜ばしい話だ。

しかしこの技術をもって『Blu-rayは不要』はチョッと言いすぎかな?
スタンパー複製と言っている以上、あくまで読み取り専用のROMディスクの話をしている。書き込みディスクへの転用は今の所難しそうだ。

それに従来のDVDドライブでそのまま新技術に対応出来る訳ではない。『読み取り機構を追加』というのがどのレベルの話をしているのかが正確ではないが、おそらくファームウエアだけでの対応は無理、何らかのハードウエアの追加が必要と思われる。
その場合の手間とコスト、さらには従来よりスタンパーの精度を上げる必要がありそのコストを考えると、現実的には『Blu-rayは不要』ってのはさすがに無理だろう。
おそらく実用化までにはBlu-rayのコストが下がり、それなりに普及が進んでいるだろう。

ただし、今言った問題さえクリアできればこの技術が普及する可能性も当然ある。私のように『今の所DVDで充分満足』って人間も居るだろうから、Blu-rayの普及も思ったよりも進まないかもしれないしね。
Blu-rayの保護層の薄さも気になるんですよ。いくらハードコートって言ってもね。
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関連タグ : Blu-ray, DVD,

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