> デュアルGPUを採用した製品。既に発売済みの8800 GTS 512(G92)搭載カードを2枚向かい合わせにしたような構造をしており、カード1枚をSLI状態にすることでパフォーマンスを稼ぐ構造になっている。
スペックは期待出来そう。
12V出力を40A以上備えた580W以上の電源、電源コネクターの形状に難アリ、なかなか…> GPUを冷却した後の温風はカード上部のスリットを通じケース内部に放出されるという実に豪快な仕様になっているため、ケース内温度の大幅な上昇は避けられないだろう。
まあ使うなら電源を新規で買うぐらいじゃないとw
流石ハイエンド、一筋縄ではいかないね。ケース自体も買い替え必須か?w> 問題は温度の方だ。GPU温度は確かに高いが、それよりも動作時のカードの熱の方が問題だ。今回の予備実験はバラック組みの状態でテストしたが、9800 GX2をこの状態で運用するとベンチが完走しない。慌ててケース(今回はAntec「NINE HUNDRED」)に収め、ファンをキッチリ回してようやくテストにこぎ着けた。
金食い虫だなぁ> 性能面だけを見れば、9800 GXは久々にスカッとする結果を出せる、文句のないハイエンドGPUであるといえる。フルHDでアンチエイリアスをかけた高画質プレイが望みなら、9800 GX2は期待通りの働きをしてくれるはずだ。しかし、それ以上に面白いのは、これを使っていいのは電源ユニットの選択や、ケース内に放出される温風の処理等をキッチリとできるハードコアなユーザのみ、という潔さだ。悪く言えば一般ユーザ置き去りともいえるかもしれない。最近はCPUにせよグラフィックボードにせよ、マイルドになりすぎて“誰が組んでも同じ”ようなPCができやすい。しかし、9800 GX2の場合はその性能をキッチリ活かすにはケースや電源ユニット、ファン配置も考える必要がある。そういう意味では、じゃじゃ馬を飼いならすプロセスも楽しめる製品になったといえるだろう。
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